買取実績ブログ

 

ご自宅の蔵や倉庫の整理、または大切な方の遺品整理をしている際、古い掛軸が出てきて「これはいったい何だろう？」と首をかしげた経験はありませんか？もしかしたら、その掛軸が思わぬ価値を持つ、貴重な骨董品かもしれません。

 

今回は数ある掛軸の中でも、特に力強い魅力を放つ「生首騎馬武者図（なまくびきばむしゃず）」の掛軸に焦点を当て、その魅力や高価買取のポイント、そして私たち専門店の強みについてお話しします。

 

参考買取価格 5,000円～

※商品により価格は上下致しますのでご了承の程お願い致します。

 

 

■生首騎馬武者図の魅力と高まる価値

 

生首騎馬武者図とは、戦場において敵の首級を挙げ、誇らしげに馬を走らせる武者の姿を描いた「武者絵（むしゃえ）」の一種です。血生臭いテーマではありますが、そこには武士道の精神や勇猛果敢な姿が力強く表現されており、見る者を圧倒する迫力があります。

 

このような武者絵は、江戸時代から明治時代にかけて盛んに描かれました。特に武家社会において、子どもの健やかな成長を願う節句飾りとして重宝されたり、戦に挑む武将が士気を高めるために飾ったりと、特別な意味合いを持っていました。

 

現代では、その歴史的背景や美術的価値が見直され、コレクターの間で非常に高い人気を誇っています。特に、名のある絵師が描いたものや、保存状態の良いものは希少性が高く、年々市場価値が高まっています。力強い筆遣いや色彩、そして迫力のある構図は、時代を超えて私たちを魅了し続けているのです。

 

■ 無理に手入れをせず、現状のまま保管を

 

「汚れているから」とご自身で掛軸をきれいにしようと拭いたり、洗ったりするのは絶対に避けてください。素人が手を加えることで、かえって状態を悪化させてしまうことがほとんどです。掛軸は非常にデリケートなものです。シミや汚れ、シワなども含めて、その掛軸が歩んできた歴史の一部と捉え、現状のまま保管することが最も大切です。

 

 

■ 共箱・箱書き・付属品の有無を確認

 

高価買取の大きな決め手となるのが、「共箱（ともばこ）」や「箱書き（はこがき）」、そしてその他の付属品です。

 

共箱: 作品が作られた当時からセットになっていた桐箱などの箱です。作品を保護する役割と、作者や来歴を証明する役割を兼ね備えています。

 

箱書き: 共箱に記された、作者や作品名、由来などの情報です。これがあることで、その掛軸が本物であるという信頼性が格段に高まります。

 

また、鑑賞時に使用する風帯（ふうたい）や軸先（じくさき）などの付属品も、揃っている方が高評価につながります。

 

■保管場所と方法も重要

 

掛軸は湿気や直射日光に非常に弱い性質を持っています。カビが生えたり、絵の具が褪色したりしないよう、風通しの良い日陰で、温度や湿度が安定した場所に保管してください。また、折れやシワを防ぐために、きつく巻きすぎず、やさしく巻いて保管することもポイントです。

 

これらのポイントを抑えていただくことで、お客様の掛軸はより良い状態で次の世代へと引き継がれることになります。そして、その価値を最大限に引き出すお手伝いをさせていただくのが、私たち専門店の役目です。

 

「うちにある掛軸、価値があるかどうかわからない」 「遺品整理で出てきたけれど、どう処分していいかわからない」

そうお悩みの方は、ぜひ私たちにご相談ください。大阪府堺市と京都市伏見区に拠点を置く当店が、お客様の大切な骨董品を誠実に、そして丁寧に鑑定・買取させていただきます。

 

 

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